各がん検診等について
日本ではがんは死亡原因の第1位です。伊東市でも死因の第1位はがんです。
もし自分が“がん”だったらどうしよう…、怖くて今までがん検診は受けたことがない…という方もいらっしゃると思います。
がん診断・治療は急速に進化しており、早期に発見すれば治る確率は飛躍的に上がります。がん治療で大切なことは、がんを早期に見つけ、治療することです。
ぜひ、がん検診を受けてみませんか?
令和6年度より、がん検診等の受診には、「がん検診等 受診券」が必須となります。受診の際は、必ず受診券をお持ちください。
令和6年度 がん検診・健康診査等年間予定表(PDFファイル:2MB)
種類 |
対象年齢 |
内容 |
受診方法 |
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(バリウム検査) |
30歳以上 |
胃部レントゲン撮影
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(胃内視鏡検査) |
50歳以上 (偶数学年齢) |
胃内視鏡検査 | |
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40歳以上
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胸部レントゲン撮影 |
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30歳以上 |
便潜血反応 |
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40歳以上の女性 |
マンモグラフィ検査 |
検診車を希望される場合は左の「乳がん検診」をクリックしてください。 |
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20歳以上の女性 |
視診・内診・細胞診 |
検診車を希望される場合は「子宮頸がん検診」をクリックしてください。 |
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50歳以上の男性 |
血液検査 |
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40歳以上 |
血液検査 |
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骨粗しょう症検診 | 40歳、45歳、50歳、55歳、60歳、65歳、70歳の女性 |
骨密度測定(DXA法) |
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歯周病検診 | 20歳、30歳、40歳、45歳、50歳、55歳、60歳、65歳、70歳 |
歯と歯茎の検査 歯科保健指導 |
市内協力医療機関 |
対象年齢は、令和7年4月1日時点での年齢となります。
胃がん検診は、バリウム検査か内視鏡検査のどちらかをご選択いただけます。(併用での検査は受けることができません。)
伊東市の実施する「がん検診・健康診査等」は、同じ検(健)診を年度内(令和6年4月1日から令和7年3月31日)に2回受けることはできません。
(具体例)
肺がん検診を6月に市内医療機関で受診し、10月に検診車で受診することは、肺がん検診を年度内に2回受診したことになります。
受診してしまった場合、2回目の検診費用は全額自己負担になりますので、ご注意をお願い致します。
ご不明な点は、受診する前に伊東市健康推進課にお問い合わせください。
伊東市「がん検診等 受診券」送付対象者・受診券発行申請フォーム
- 40歳から69歳の男性
- 30歳から39歳の男性で過去5年以内に検診を受けたことがある人
- 30歳から69歳の女性
- 20歳から29歳の女性で前年度子宮頸がん検診未受診者及び無料クーポン対象者(21.26歳)
- 70歳以上(過去5年以内に検診を受けたことがある人)
※令和6年4月1日時点の住民登録を基準として発送しています。それ以降に転入された人、上記に該当されない人は、下記申請フォーム又は、伊東市健康推進課までお問い合わせください。
※令和6年度より、がん検診等を受診される際は、受診券が必須となります。受診券(オレンジ色の封筒)が届かない人は、下記申請フォーム又は、伊東市 健康推進課までお問い合わせください。
受診券発行申請フォーム(がん検診の受診を予約するページではありません)
結果について
精密検査となった場合は必ず精密検査を受けましょう
がん検診は、「がんの可能性が低い人」と「がんの可能性が少しでもある人」を見分ける検査です。精密検査は、「がんの可能性が少しでもある」と振り分けられた人の、がんの疑いを除外するために行われます。
市のがん検診を毎年受診されている人は、がんが見つかったとしても多くの場合、治療可能な早期のがんと言われています。必要以上に恐れることはなく、精密検査を受け、正しい診断を受けることが大切です。
がん検診を受けることのメリットとデメリットについて
がん検診には、検診を受けることで発生するメリットとデメリットがあります。ここでは、その利益と不利益について紹介します。まず初めに皆様にご理解いただきたいことは、「検診を受けるメリットは、デメリットを上回っている」ことです。
がん検診のメリット
最も大きいメリットとして、がんの早期発見・早期治療があります。早期のがんを見つけて早めに治療を行うことで、がんによる死亡率を低下させることができます。また、もしも、がんと診断されても、早期であれば治療方法の選択肢も増えてきます。
さらに、がん検診を受けることにより、がん以外の疾患を見つけることができます。たとえば、肺がん検診を受診した人に、心臓や呼吸器などの疾患がみつかる人がいます。
また、がん検診を受診し、「精密検査不要」と判定されれば、受診していない時に比べ、安心して日常生活を過ごすことができます。
がん検診のデメリット
がん検診の結果が100%正しいというわけでありません。がん検診の結果が「精密検査不要」であるからといって「がんではない」ということではありません。医療技術は日々進化し、少しでも検診の精度を高めるための努力がなされています。しかし、がんの種類や部位によっては見つけづらく、見落とされることがあります。
また、肺がん検診などは「X線検査」となります。そのため、放射線の被ばくがあります。胃がん検診では、被ばくに加え、バリウムを使用するため誤嚥をしてしまったり便秘等になることがあります。
「過剰診断」について
結果的に不必要な治療や検査を受けてしまうことになる可能性もあります。がん検診で見つかるがんには、命に影響しないがんもあります。現在の医療では、影響のないがんと普通のがんを区別することは難しく、手術などの治療が行われますが、この治療が本来必要であったかは分からないのです。
「偽陽性」について
がん検診で「要精検」となると精密検査を受診します。精密検査を受けた結果、「がんではない」と判定されることが多くあります。結果的には不必要な検査を受けたことになります。検査を受けるための時間や経済的負担、「がんかもしれない」という精神的な負担も発生します。
- この記事に関するお問い合わせ先
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健康推進課 健康増進係
〒414-8555
静岡県伊東市大原2-1-1
電話番号 0557-32-1583、32-1630
健康診査担当 0557-52-3051
がん検診担当 0557-52-3005
予防接種担当 0557-32-1584
ファクス番号 0557-35-5700
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