伊東市では令和3年度から地籍調査を開始しています

更新日:2022年06月10日

伊東市では、令和3年度から地籍調査を実施しています。

一筆地調査 境界確認の様子

一筆地調査 境界確認の様子

一筆地調査 境界プレート貼付の様子

一筆地調査 境界プレート貼付の様子

地籍調査とは

プレートの画像

地籍調査の「地籍」とは、いわば「土地に関する戸籍」のことです。各個人には固有の「戸籍」という情報があり、様々な場面で活用されていることと同様に、土地についても「地籍」という情報があり、様々な場面で活用されています。

地籍調査では、一筆(いっぴつ)(土地の数え方)ごとの土地の所有者、地番、地目を調査し、境界の位置と面積の測量を行います。

なぜ地籍調査を行う必要があるのか

日本では、土地に関する記録は登記所において管理されており、土地の位置や形状等を示す情報として登記所に備え付けられている地図や図面は、その半分ほどが明治時代の地租改正時に作られた地図(公図)などを基にしたものです。

そのため、登記所に備え付けられている地図や図面は、境界や形状などが現実とは異なっている場合が多くあり、また、登記簿に記載されている土地の面積も正確ではない場合があります。

地籍調査が行われることにより、その成果は登記所にも送られ、登記簿の記載が修正されるとともに、地図が更新されることになります。

地籍調査の進め方

地籍調査の進め方
説明会の様子

説明会の様子

地籍調査は、おおむね上図のような流れで進めていきます。まず、地籍調査を実施する地区を決定し、実施する地区の地権者を対象とした説明会を開催します。後日、土地所有者の皆さんに現地までお越しいただき、土地の境界を確認する「一筆地調査」を行います。ここで確認できた境界について市の方で測量をします。

翌年に成果の閲覧となります。これは土地所有者の皆さんに、できあがった図面等をご覧いただき、誤りがないか確認をしていただく工程です。

地籍調査の効果

地籍調査を実施することにより、次のような効果が期待できます。

1.境界紛争の防止

2.法務局の公図及び台帳の現地との一致

3.災害等の復旧に役立つ

4.土地に対する課税の公平性の確保

5.土地売買・賃借等がスムーズになる

6.分筆・合筆・住所変更が可能(但し、条件あり)

このように、地権者の皆さんに様々なメリットがあるだけでなく、災害等の復旧に役立つことなど各種事業の基礎資料として役立てることができます。

この記事に関するお問い合わせ先

都市計画課 計画係

〒414-8555
静岡県伊東市大原2-1-1
電話番号:0557-32-1781
都市計画課へメールを送信する

都市計画課のメールアドレス toshikei@city.ito.shizuoka.jp