伊東市新図書館【再設計】基本設計の概要

更新日:2024年09月10日

本市では、老朽化する現伊東図書館及び生涯学習センター中央会館の機能移転のため、平成29年度から新図書館建設事業を進めています。

令和5年度からの工事着手を目指し令和5年5月に入札を執行しましたが不調となり、その後、再入札の目途が立たないことから、事業規模の縮小に向け令和6年度再設計業務を実施しています。

再設計業務におきましては、従来計画のコンセプト・概念を変更することなく、令和6年2月に実施した『再設計に向けたアンケート』や、令和6年4月に実施した『再設計に向けた説明会』にてお寄せいただいたご意見を踏まえ、伊東市新図書館基本構想及び基本計画をベースに協議・検討を進めてまいりました。

今般、再設計業務における基本設計が完了しましたので、その概要について公表いたします。

新図書館 建築計画説明

外観パース1

○伊東の入り口「まちのミュージアム」をつくる

「国際観光温泉文化都市」伊東の入り口として、郷土資料を中心に、まちのあらゆる情報を収集・発信する「まちのミュージアム」を新施設の幹とし、訪れる方々が「伊東」の様々な情報に出会い、興味に応じて活動を行い、新しいまちの情報を創ります。

誰もがまちの情報の創り手となることで『夢と未来を育む図書館』~ひとりひとりの創造拠点を実現します。

外観パース2

○伊東の生命力のある自然環境と有機的につながる

伊東の豊かな環境を象徴する大地とつながる緑豊かな環境をつくります。明るい場所や落ち着いた場所などをつくりだす「ヒダ壁」によって多様な居場所をつくり、施設を巡るだけでも伊東の環境を感じられる空間をつくります。

施設全体を巡る「まちのミュージアム」が伊東のまちと連続した体験の場になることを目指します。

○施設全体をつなぐ「まちのミュージアム」
テーマごとの資料配置とともに、上ってみたくなる階段や他のフロアの様子が感じられる吹抜によって巡る体験をつくり、施設全体に「まちのミュージアム」を展開します。巡る体験が各フロア同士の連携を生み、様々な情報を繋げ、利用者の興味の連鎖を生み出します。

○情報・活動・環境の拠り所となる「ヒダ壁」
様々な方向に開かれた「ヒダ壁」は伊東の豊かな環境に応答しながら多様な居場所を生み出します。「ヒダ壁」は空間を分節しつつ開くことで、フロア内に環境のムラをつくります。「ヒダ壁」を拠り所として活動と情報を一体的に計画することで、情報に出会う、活動・体験する、情報を創るというサイクルが生まれ利用者の創造活動を促進します。

施設の規模・概要

施設の規模・概要
計画地敷地面積 4,012.29平方メートル
規模・構造 鉄骨造一部RC造5階建て(駐車場は1階部のみ)
延床面積

5,704.41平方メートル

【施設屋内面積】 3,887.91平方メートル

【1階屋内駐車場】1,491.79平方メートル

【軒下・広場等】    324.71平方メートル

収容冊数 約25万冊
駐車台数 約90台

各フロアの機能について

各フロアの機能
階数 フロアコンセプト 機能
5階 知と文化を集積し活用するフロア

一般資料・郷土資料(開架・閲覧スペース)、静寂読書室、会議室、活動の部屋 等

4階 豊かな蔵書を感じる閉架フロア 閉架書庫、作業スペース 等
3階 成長と好奇心のフロア 児童・ティーンズ資料(開架・閲覧スペース)、学習スペース、キッズスペース 等
2階 丘とつながる創造のフロア だんだん広場、軒下広場、小ホール、ファブスペース、視聴覚スペース、可動書架、閲覧スペース、事務室、予約棚 等
1階 施設の顔となる憩いのフロア 駐車場、カフェ・ショップ、移動図書館車用車庫、バックヤード 等

 

新図書館建設予定地

伊東市新図書館【再設計】基本設計の概要

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静岡県伊東市大原2-1-1
電話番号:0557-32-1961・1962
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