新図書館新築工事の適正な入札時期について

更新日:2023年08月21日

本市では、図書館サービスの中核を担ってきた伊東図書館が築40年を超え、開架及び学習スペースの不足を始めとする各種課題への対応が必要であることから、ICTの活用を通じた新たなサービスの提供が可能な新図書館の建設に向けた検討を進めてまいりました。

令和4年度をもって設計業務を完了し、令和5年度から建設工事に着手するため、『新図書館新築工事』の入札を執行しましたが、本年5月、不調という結果になりました

その後、当該新築工事が不調となった要因の検証・分析をし、現状計画の早期実現に向け、再入札への活路を模索してまいりましたが、現状況下で再入札を執行しても不調となる可能性が高いことから、

『入札の執行を見送り、全国的な建設業界の動向を注視し、発注時期を見極める』

ことといたしました。

1 新図書館新築工事不調後の経過及び状況

(1) 設計業者を通じ建設業界のヒアリングを実施するなど、原因を調査しました。

(2) 木材・鋼材を始めとする資材価格や労務費が著しく高騰している状況です。

(3) 現市場は、コロナショックによる需要急減から回復し、「事業者が供給できる工事量」を「建設需要」が大幅に上回るなど、事業者が利益率の高い工事を選別できる「超売り手市場」にあることが判明しました。

(4) このような状況下で工事を執行するためには、公共工事積算基準に基づく適正価格を大幅に上回る事業費を見込む必要があります。

2 今後の本市新図書館建設に向けた方針

(1) 本計画は平成30年度の「地域タウンミーティング」・「未来ビジョン会議」を皮切りに、「図書館・文化ホール建設に向けた検討会」や「市民ワークショップ」など、1,000人をも超える市民の皆様に携わっていただきながら共に進めてきたものです。

(2) 現状況下で再度入札を執行しても、不調となる可能性が高いことから、入札の執行を見送り、本市のみならず全国的な建設業界の動向を注視し、発注時期を見極めることといたしました。【工事費37億円は変更しない方針です。】

(3) これまで新図書館に携わってくださった方々の想いを無駄にしないためにも、建物の形状・構造などは維持し、現計画を破棄することなく、『夢と未来を育む図書館』の実現を目指してまいります。

新図書館新築工事の適正な入札時期について(資料)

新図書館新築工事の適正な入札時期について(PDFファイル:276.1KB)

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