伊東市新図書館基本設計の概要

更新日:2022年04月21日

本市では、図書館サービスの中核を担ってきた伊東図書館が築40年を超え、開架及び学習スペース並びに駐車場の不足等、各種課題への対応が必要であるほか、多様化及び高度化する利用者ニーズに対応するとともに、コミュニティ醸成の場を提供すべく、高度な図書館サービスやICTの活用を通じた新たなサービスの提供が可能な新図書館の建設に向けた検討を進めています。

市民が「未来を拓く」ことのできる図書館の実現に向け、令和3年3月には、新図書館のコンセプトや市全体の図書館サービスの在り方等について検討した「伊東市新図書館基本構想」を、令和4年1月には、蔵書やサービス、施設整備、管理運営等の詳細を具体的に検証し、サービスと施設が合致した新図書館の整備を目指すための「伊東市新図書館基本計画」を策定いたしました。

今般、基本構想及び基本計画をベースに、令和6年度中のオープンを目指し整備を進めている伊東市新図書館の基本設計が完了しましたので、概要について公表いたします。

新図書館 建築計画説明

外観パース1

○伊東の入り口「まちのミュージアム」をつくる

「国際観光温泉文化都市」伊東の入り口として、郷土資料を中心に、まちのあらゆる情報を収集・発信する「まちのミュージアム」を新施設の幹とし、訪れる方々が「伊東」の様々な情報に出会い、興味に応じて活動を行い、新しいまちの情報を創ります。

誰もがまちの情報の創り手となることで『夢と未来を育む図書館』~ひとりひとりの創造拠点を実現します。

外観パース2

○伊東の生命力のある自然環境と有機的につながる

伊東の豊かな環境を象徴する大地とつながる緑豊かな環境をつくります。明るい場所や落ち着いた場所などをつくりだす「ヒダ壁」によって多様な居場所をつくり、施設を巡るだけでも伊東の環境を感じられる空間をつくります。

施設全体を巡る「まちのミュージアム」が伊東のまちと連続した体験の場になることを目指します。

内観イメージ

施設全体をつなぐ「まちのミュージアム」
テーマごとの資料配置とともに、上ってみたくなる階段や他のフロアの様子が感じられる吹抜によって巡る体験をつくり、施設全体に「まちのミュージアム」を展開します。巡る体験が各フロア同士の連携を生み、様々な情報を繋げ、利用者の興味の連鎖を生み出します。

 

 

情報・活動・環境の拠り所となる「ヒダ壁」
様々な方向に開かれた「ヒダ壁」は伊東の豊かな環境に応答しながら多様な居場所を生み
出します。「ヒダ壁」は空間を分節しつつ開くことで、フロア内に環境のムラをつくります。
「ヒダ壁」を拠り所として活動と情報を一体的に計画することで、情報に出会う、活動・体
験する、情報を創るというサイクルが生まれ利用者の創造活動を促進します。

 

東側道路からのアプローチ

東側の道路からは、気軽に立ち寄りやすく、上階へと行ってみたくなるような空間を演出します。

施設の規模・概要

施設の規模・概要
計画地敷地面積 4,012.29平方メートル
規模・構造 鉄骨造一部RC造5階建て(駐車場は1階及び2階)
延床面積

7,087.00平方メートル

【施設屋内面積】 4,644.40平方メートル

【1・2階屋内駐車場等】2,442.60平方メートル

駐車台数 約110台
収容冊数 約30万1,000冊

各フロアの機能について

各フロアの機能
階数 フロアコンセプト 機能
4階 知と文化を集積し活用するフロア

一般資料・郷土資料(開架・閲覧スペース)、学習室、グループ学習室、会議室2・3、活動の部屋2 等

3.5階 豊かな蔵書を感じる閉架フロア 閉架書庫、作業スペース 等
3階 成長と好奇心のフロア 児童・ティーンズ資料(開架・閲覧スペース)、学習室、グループ学習室、キッズスペース、おはなし室、視聴覚スペース、会議室1、事務室 等
2階 丘とつながる創造のフロア 駐車場、屋外広場、小ホール、活動の部屋1、ファブスペース、視聴覚スペース、可動書架、閲覧スペース 等
1階 施設の顔となる憩いのフロア 駐車場、カフェ、ショップ、移動図書館車用車庫、バックヤード、予約棚 等

 

新図書館建設予定地

伊東市新図書館基本設計図書(概要)

この記事に関するお問い合わせ先

生涯学習課 生涯学習係

〒414-8555
静岡県伊東市大原2-1-1
電話番号:0557-32-1961・1962
生涯学習係へメールを送信する

生涯学習課のメールアドレス gakusyuu@city.ito.shizuoka.jp