阿原田八幡神社の鰐口(市指定工芸品)

更新日:2019年07月01日

あわらだはちまんじんじゃのわにぐち

阿原田鰐口の写真1
阿原田鰐口の写真2

(写真左)(表)三湯大権現鰐口 文明十七年乙巳正月十一日
(写真右)(裏)武州水ハト郷ナミ木ノ村 願主正金敬白

 この鰐口は、宇佐美の阿原田にある八幡神社に永く保存されていたものです。
銘文から、文明17年(1485)の製作と思われ、市の中では杉崎神社の鰐口(長禄4年=1460)に次ぐ古いものとなっています。

 銘文にある「武州水ハト郷ナミ木ノ村」とは、現在のさいたま市大宮地区にあたるものとみられ、江戸時代には並木村と呼ばれていた地区です。

 中世の宇佐美氏と関わりが深いとされる阿原田地区の八幡神社に、市外の鰐口が伝わった理由や、「三湯」という権現名、「正金」という人物の名など、いろいろと考えさせられるものがあるが、数少ない中世の遺品として貴重である。

市指定史跡
指定年月日 2002年3月28日
指定番号 市24号
製作時期 文明17年(1485年)
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