かんのん浜ポットホール(市指定天然記念物)
かんのんはまぽっとほーる
城ヶ崎海岸は、今からおよそ4000年前に、大室山火山溶岩流によって形成されたものですが、延長9キロメートルにわたる磯浜には、大小さまざまなポットホールが存在しています。
ポットホールとは、日本語で甌穴(おうけつ)と呼ばれ、岩石が川の水流によって動き回り、河床などに穴をあけた状態などのことを指します。
かんのん浜ポットホールは、直径1.2メートルの甌穴の中に、この甌穴をつくった岩石がほぼ完全な球体となって残っている(直径約70)という点で、非常に珍しいものとなっています。
このポットホールは、岩盤の亀裂部分にあった岩石が、波の出入りにより突き動かされ、次第に動きながら沈み込み、甌穴と球体を作っていきました。
現在でも球体は動き続けていることから、甌穴は下に広がり、球体自身も少しづつ身を削っています。
指定年月日 | 2002年3月28日 |
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指定番号 | 市25号 |
大きさ | 直径約70センチメートル |
ポットーホールのある場所は、足元の悪い場所にあります。伊東歴史案内人会など見学経験のある方の同伴が望ましいです。
周辺案内図
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更新日:2019年07月01日