令和3年度施政方針(令和3年2月19日)
本日、市議会3月定例会が開会し、当初予算案ほか議案を提出するに当たり、当面する市政の諸課題と今後の施政方針を述べました。
令和3年度は、第五次伊東市総合計画がスタートする年であり、新たな将来像である「出会い つながり みんなで育む 自然豊かなやさしいまち いとう」の実現に向けた第一歩を踏み出す節目の年であります。
私は、市長就任以来、「有言実行!!みんなとともに」を基本理念として、観光と産業の振興を始め、子育て支援や教育の充実、さらに文化力の向上など、郷土の発展に努め、誰もが夢を形にできる未来を拓くために、前例にとらわれることなく、勇気を持って、日々市政運営に取り組んでまいりました。
しかしながら、昨年からの新型コロナウイルス感染症による影響により、市内経済や市民生活は大きな打撃を受け、今もその収束の兆しは見えず、不安な状況が続いております。
今後も、感染リスクはゼロにはならないということを受け入れた上で、国際観光温泉文化都市としての発展と安全・安心な市民生活を両立させていくため、令和3年度の市長経営方針を「新しい伊東スタイルへの挑戦~みんなで創る新たな未来~」といたしました。
新型コロナウイルス感染症対策や新たな社会課題に対応するために、これまで取り組んできたボトムアップ型のまちづくりを継続しつつ、市民の皆様の協力の下、伊東らしいニューノーマルの形を模索しながら、新たな時代に対応した持続可能かつ柔軟な市政運営を進めてまいります。
また、新たな将来像の実現に向け、市民や観光客、移住希望者等が本市で出会い、つながり、交流を広げ、様々な考え方を受け入れながら、本市の魅力を一層高め、より多くの方々に「行ってみたい、住んでみたい」と思われる、また、市民の皆様には「住み続けたい」と感じてもらえるまちづくりに取り組んでまいります。
「みんながつくる伊東市」における主な事業
「ボトムアップによる市政運営」を今後も推進していくため、「地域タウンミーティング」や「未来ビジョン会議」については感染防止対策を講じながら継続するとともに、「市長への手紙」につきましても引き続き取り組んでまいります。
また、市税のキャッシュレス納税の導入や住民票等のコンビニ交付サービスの利用拡大を促進することで、対応窓口の混雑緩和や接触機会の低減を図り、市民サービスと利便性の向上に取り組んでまいります。
「みんなが楽しい伊東市」における主な事業
国のGO TO トラベルキャンペーンの運用状況や新型コロナウイルス感染症の 状況を注視する中で、機を逃さずに市内経済の緊急的な回復を図るために、本市独自の宿泊促進事業を打ち出してまいります。
また、伊東駅周辺地区整備事業において、観光のまち伊東にふさわしい玄関口として、伊東駅周辺地区の活性化と賑わいの創出に向けて、関係者等との協議・検討を継続するとともに、伊東駅前広場の基本設計を実施してまいります。
市民運動場人工芝生化事業につきましては、幅広い世代が快適かつ安全にスポーツに取り組める環境を整えるとともに、大会や合宿の誘致にも活用することで、生涯スポーツや競技スポーツの推進を図るため、グラウンドの人工芝生化に併せ、遊歩道と観覧席を整備してまいります。
さらに、新図書館建設に向けた取組につきましては、「夢と未来を育む図書館」~ひとりひとりの創造拠点~をコンセプトに、新図書館のサービス計画や管理運営計画、施設整備計画を包含した伊東市新図書館基本計画を策定するとともに、基本設計を実施してまいります。
文化ホール調査研究事業につきましては、建設に向けての整備手法や整備費用などに係る調査研究を進めてまいります。
「みんなが暮らす伊東市」における主な事業
医療・福祉の専門職の人材確保と人口増加策として今年度に創設した、「はじめようITO新生活応援事業」のより一層の周知に努め、制度の利用促進を図ってまいります。
また、移住定住の促進に向けた取組として、新たに、本市への移住を検討している方を対象とした移住体験ツアーを実施し、先輩移住者との交流機会を設けるなど、本市の魅力を知る機会の充実につなげてまいります。
このほか、1年延期となった東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に関連して、市内において実施される聖火リレーの運営支援やライブサイトの開催など、心に残る大会となるよう取り組んでまいります。
施政方針・新年度予算の概要説明の全文は、下記をご覧ください。
令和3年度市長施政方針(全文) (PDFファイル: 547.5KB)
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更新日:2021年02月19日