平成30年度施政方針(2018年2月20日)

更新日:2019年07月01日

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 私自らの信念を強く持ち、前例にとらわれることなく勇気を持って実践してまいりますとともに、対話を基に市民の皆様との融和を図り、平成30年度は、『対話と融和で「未来を拓く」〜夢と希望を形にするために〜』を市長経営方針として、市民の皆様の声が届く市政運営を進めてまいります。

 本日、市議会3月定例会が開会し、新年度予算を始めとする議案を提出するに当たり、当面する市政の課題と今後の施政方針を述べました。

 市長就任以来、「協調と調和」の精神の下、全ての皆様の融和を図るため、所信表明において掲げた、若い世代の意見や発想などを市政に活かすための「未来ビジョン会議」、また、市民主体のまちづくりを進めるため、地域住民の意見や要望などを伺う「地域タウンミーティング」の開催、さらには、市民の皆様からの意見等を市政へ直接届けていただくための「市長への手紙」の実施など、市民の皆様との対話を積極的に行う中で、ボトムアップ方式による市政運営に努めてまいりました。

市議会3月定例会

「やさしさと笑顔にあふれる健康なまち」

  • 保健事業につきましては、市民の健康に対する意識を高めていただくため、健康づくりに向けた取組をポイント化する健康マイレージ事業を新たに実施するとともに、引き続きがん検診など各種検診の受診率向上のため、受診勧奨・啓発活動、生活習慣病の重症化予防、歯科保健教育、食育の推進やこころの健康づくりの推進を図ってまいります。
  • 子育て支援につきましては、伊東っ子誕生祝い金の贈呈、不妊治療費及び不育治療費の助成などの少子化対策を始め、対象年齢を引き上げた子育て支援医療費助成や産婦健診の公費助成のほか、新たに妊産婦歯科健診の公費助成を実施し、経済的な支援を図る中で、ファミリーサポートセンター事業や子どもの居場所づくり事業を含め、母性の保護及び乳幼児や子どもの健全な育成を推進してまいります。
  • 保育園につきましては、小規模保育事業を新設し、待機児童の早期解消に努めるとともに、休日保育・病児保育・一時預かりなど多様な保育サービスを実施し、保育内容の充実と質の向上に努めてまいります。

「安全・安心で快適なまち」

  • 地震・津波対策につきましては、津波対策地区協議会で取りまとめた「津波対策方針」に基づき、迅速、効率的な避難ができるよう、ソフト対策を中心に強化してまいります。
  • 環境対策につきましては、緑豊かな地域環境を維持するため、引き続き、再生エネルギーの普及啓発や地球温暖化防止事業に取り組むとともに、次世代を担う子どもたちへの環境学習を推進してまいります。
  • 安全・安心で快適な住環境の向上及び児童生徒が安全に通学できるよう、危険箇所の軽減を目指し、歩道整備事業を継続するほか、国道、県道、市道の除草を一体的に行う取り組みを推進してまいります。

「心豊かな人を育み、生涯にわたって学習できるまち」

  • 教育行政の推進につきましては、総合教育会議において改定した伊東市教育大綱に基づき、これからの伊東市を担う子どもたちが健やかに成長できるよう、また、生涯にわたり美しいふるさと伊東で学び続けることができるよう、教育委員会と連携し、未来を拓く教育行政を推進してまいります。
  • 厳しい経済状況が続く中で、学ぶ意欲と能力がありながら経済的理由により学業を断念することのないよう、育英奨学金事業を引き続き実施し、本市にとって有為な人材を育成してまいります。
  • 学校給食につきましては、地産地消の推進を図るとともに、学校給食センターを核として、本市の学校給食の更なる魅力向上と安全で安定的に提供できる体制の実現を目指してまいります。

「場の力が創造する魅力・活力のあるまち」

  • 魅力のある観光地の創造につきましては、第2次伊東市観光基本計画に基づき、独自の魅力を持った「選ばれる観光地」を目指すとともに、本市が今後目指していく「みんなが楽しい伊東市」の実現に向け、市民の皆様の声を反映させた第3次伊東市観光基本計画を策定してまいります。
  • 2020東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、引き続き増加が見込まれる外国人観光客の集客につきましては、映画撮影などの誘致を始め、「美しい伊豆創造センター」と連携し、トップセールスによるインセンティブツアーや、国際旅行博への出展、県等が実施する海外PR事業などと連携した取り組みを進めるとともに、JRデスティネーションキャンペーンを絶好の機会と捉え、国内外からの来誘客増加に繋がる施策を展開してまいります。
  • シティプロモーション推進事業につきましては、本市の魅力を発信するため、私自らが先頭に立ち、映像作品の撮影等を誘致するとともに、動画やSNS等を活用したプロモーションを戦略的に行うことで、本市のイメージアップに繋げてまいります。
  • 観光施設につきましては、適正な維持管理を継続するとともに、JR伊東駅前トイレの改修に向けた実施設計を行うほか、松川遊歩道や按針メモリアルパークの改修を行うなど、施設の魅力向上と中心市街地の賑わい創出を図ってまいります。
  • 水産業の振興につきましては、第1次産業から第3次産業までの関連団体等が連携し、地魚の消費拡大、情報発信、魚食普及の推進など、地域全体で水産業の6次産業化に取り組む「伊豆・いとう地魚王国」に対し引き続き支援を行い、本市の地域資源である水産物の需要拡大を図ってまいります。

「まちづくりを進めるために」

  • 市民参画推進事業につきましては、市民活動団体に対する支援を行い、市民活動の活性化を図るとともに、市民活動団体が事業の企画及び実施に向けた提案を行う「いとう創造大賞」を引き続き実施し、市民と行政が知恵を出し合い協働する場づくりを進め、市民参画を推進してまいります。
  • 自治会等の活動支援につきましては、「魅力あるまちづくり事業補助金」により、行政区や分譲地自治会などが実施する地域貢献事業や、市民活動団体が実施する地域の活性化や交流等を促進する事業、芸術文化団体による事業を引き続き支援してまいります。
  • 競輪事業につきましては、引き続き、売上の増進を図るとともに、全国競輪施行者協議会副会長として、経済産業省や公益財団法人JKA等の関係団体とともに更なる競輪制度改革を推し進めてまいります。
     併せて、市財政への寄与が図られるよう競輪事業の経営健全化に努めてまいります。

 「市制施行70周年」の節目を迎えた本市にとって、新年度は、決意を新たにし、80周年、90周年へと更なる飛躍を目指すとともに、来るべき市制施行100周年の輝く未来を創造する新たな一歩を踏み出す希望の年となります。
 先人が築き上げてきた本市の豊かな自然、伝統ある歴史・文化など、かけがえのない「郷土の宝」に誇りを持ち、改めて感謝するとともに、まちづくりの主役であります「市民の皆様」とともに、夢と希望を形に「未来を拓き」、本市の将来像である「ずっと住みたい また来たい 健康保養都市 いとう」の実現に向け、私自らが先頭に立ち、全力で市政運営に邁進してまいります。

 施政方針・新年度予算の概要説明の全文は、下記をご覧ください。

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