ナラ枯れ対策について

更新日:2022年01月12日

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ご意見(要旨)

ナラ枯れ対策について

他市町でナラ枯れ対策に補助金があると聞きました。私が住む地域は大木を多く抱えており、今までも伐採に多額のお金をかけているので、かなりの負担です。伊東市でも早急に実施していただけるととても助かります。

回答

始めに、本市におけるナラ枯れ被害の現状につきましては、今年度は7月下旬から8月下旬にかけて、市内にてナラ枯れ被害を確認しております。

ナラ枯れは、「カシノナガキクイムシ」という小さな虫が、主にナラ類やシイ・カシ類の木に穴をあけ、菌を持ち込むことで発生する木の病気であり、真夏(特に7月、8月)にその木だけ枯れることが大きな特徴です。詳細は、市ホームページに掲載しております。

ナラ枯れ被害は、県内各地で確認されており、近年、県西部で多くみられた被害は徐々に東部方面へ移動しており、また伊豆地域では、南部で多く見られた被害が北上傾向にあり、現在本市を含め近隣市町でも被害が確認されている状況です。

一方で、かつて被害が多かった県西部や伊豆地域南部では、被害が沈静化傾向にあり、ナラ枯れは特定の場所に留まらず移動していくことも特徴の一つと考えられています。

実際、本市では、平成29年度頃に市南部地域でナラ枯れ被害が確認されてから、徐々に北上傾向にあり、今年度については、市北部地域で確認されましたが、本市全体としては、沈静化傾向にあります。

また、令和元年度に静岡県森林・林業研究センターへ相談し、県担当職員と共に市内被害地を確認しており、現地確認の結果、県担当職員からは、数年前から虫の侵入した形跡が見られていること、ナラ枯れはすべての木が枯れる訳ではなく、20%~30%ほどが枯れるのみであること、また、一過性のものであり、研究によると長くても5年程度で終息するものであることから、今後は終息傾向になり、令和4年度頃には終息することが予想されるとの見解をいただいております。

加えて、ナラ枯れの被害対策法についても、市ホームページに記載しており、また、職員による巡回や市民の方からお寄せいただく情報により、状況把握に努め、県に報告し、情報を共有しているところです。

ナラ枯れ対策の補助金につきましては、現在、本市では具体的な補助制度等は実施しておりませんが、ナラ枯れについては、広域的な対策が必要と考えておりますので、本市のナラ枯れ被害の実情に合わせ、引き続き専門的な知見を持つ県担当部署と協議していくとともに、お寄せいただきました御意見についても参考とさせていただき、今後も情報収集に努める中で、補助制度等の創設も含め、対策について検討してまいります。

 

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