第11回地域タウンミーティング <八幡野>

更新日:2019年07月01日

八幡野の会場席に着き地域タウンミーティングをする出席者らの写真
  • 開催日 2018年10月24日(水曜日)
  • 会場 八幡野コミュニティセンター
  • 参加者 約110人
  • 意見数 図書館・文化ホール建設について…6件
    滞在型リフレッシュリゾート地について…4件
    地域で困っている身近な課題など…23件

意見紹介

図書館・文化ホール建設について

1 建設候補地について

ご意見

新施設はぜひ伊豆高原に作っていただきたい。災害時の避難場所としても、この地域に必要だと思います。建設候補地の比較「経済性」において伊豆高原駅周辺は「悪い」となっていますが、この地域だけ費用が掛かるのでしょうか。現計画を基にした概算費用はあるのでしょうか。

回答

伊豆高原駅周辺は民有地が多く含まれるため、建設費以外に土地取得の費用が掛かります。他の候補地でも伊東駅周辺は民有地があるため土地取得の費用は掛かります。当初の計画では図書館・文化ホール併設の案もありましたが、タウンミーティング等では、単独での建設を望む意見が多く寄せられております。それぞれ建設した場合、概算で図書館は20億円、文化ホールは最低でも60億円は掛かるものと考えております。

2 図書館分館の建設などについて

ご意見

南部地域には市の施設が少ないため、新施設は南部地域に作っていただきたい。また、どの地域に作られたとしても、選ばれなかった地域は残念な気持ちが残ります。特に図書館についてはコミセンなどを利用して分館を設けたり、図書の貸借ができる環境を整えていただきたい。現状ではともだち号がありますが、ステーションでの滞在時間が短いため利用しづらく、本館とネットワークで繋がっていないなど設備が不十分です。

回答

ともだち号について改善できるところは対処したいと考えております。現状では本の返却についてはコミセンや学習センター等に設置したブックポストをご利用いただいています。また、Web予約した資料に限り生涯学習センター中央会館又は池会館での受取が可能となっております。皆さまの利用状況を見ながら拡充を検討してまいります。新施設建設に当たっては充実した施設となるよう検討してまいります。

3 建設候補地について 

ご意見

高齢化が進む中、駅から施設まで徒歩圏内であることが必要条件と考えますので、伊豆高原駅周辺が適しているのではないでしょうか。伊豆高原は素晴らしい環境で文化度が高く芸術家も多い地域ですが、発表する場がありません。この地域を文化村のようなイメージで作ってはどうでしょうか。そのためには民間企業の協力も得る必要があると思います。

回答

駅から近いなど利便性も考慮して検討を進めているところです。文化村のご提案については民間企業の協力も必要になってくると思いますので、参考とさせていただきます。

やまもプラザ伊藤高原駅の看板と駅舎の写真

4 文化ホールの規模について

ご意見

文化ホールは、どの程度の規模になるのでしょうか。新たに作るのであれば中途半端なものとならないよう計画してください。また、地域の要望に沿ったものとなるよう検討してください。オンブズマン制度を作り良識ある判断の下、物事を進めていただきたい。

回答

常設する座席数としては800席程度を検討しています。しかし興行で採算を取るためには1,000席は必要との考えもあり、可動式の座席の採用も検討しているところです。たくさんのご意見を伺いながら検討を進めてまいります。

5 利用者や専門家の意見を取り入れてほしい 

ご意見

舞台・音響・楽屋・トイレなども充実したものとなるように、舞台を利用する人や専門家の意見を取り入れてください。

回答

今後検討を進める際には、専門家を始め、舞台を利用する文化団体、音楽団体の皆さまのご意見を伺う機会を設けることを考えております。

6 市民への説明について

ご意見

文化的に必要な施設であっても、人口7万人の伊東市では、大都市と同様の施設を作ることはできません。制約のある中でいかに良いものを造るかを考え、予算をどうするか、何年計画ですすめるかなど大変難しい部分を市民にどこまで徹底して正直に話せるかが大事なことだと思います。

回答

今後、市の人口が4万人程度まで減少することが想定される中、次世代に負担を残すことになります。ネーミングライツやPFI方式など民間資金の活用も研究し、市民の負担を軽減することを検討するとともに、今後皆さまにかかる負担などについて丁寧に説明しながら計画を進めてまいります。

海沿いの市街地の写真

滞在型リフレッシュリゾート地推進事業について

1 ターゲットについて

ご意見

リフレッシュリゾートのターゲット層はどこでしょうか。30・40代の独身女性であれば消費単価は高くなりますが、連泊は難しいと思います。レイトチェックインができ、体験よりは宿でのリラックスやおいしい食事を求めると思います。一方、体験型はカップルや若いグループ、ファミリー層に求められると思います。各ターゲットにぴったりの情報を提供すれば、インセンティブにはそれほどこだわらないのではないでしょうか。

回答

当初のリフレッシュリゾートのイメージとしては「未病」をターゲットにしたいと考えておりました。また、体験型としてはファミリー層を考えております。いずれにしても市内での滞在期間を増やし消費金額を増やすことを目的としております。利用者の立場としてインセンティブにこだわる必要はないというご意見は参考とさせていただきます。

2 観光スポット周辺施設の整備について

ご意見

伊東市内には城ヶ崎海岸や一碧湖など魅力的な場所がたくさんあります。それらの周辺施設をきちんと整備してアピールすることで、おのずと連泊に繋がっていくものと思います。

回答

民間事業者の協力を得ながら、観光施設の整備を進めていきたいと考えております。

城ヶ崎つり橋を渡る人たちの写真
木々に囲まれた一碧湖の航空写真

3 グランイルミの活用について

ご意見

グランイルミはとても素晴らしいので、より一層力を入れ伊東市の目玉としてアピールすれば、若者や家族連れ、外国人を呼び込むことができ、連泊につながるのではと思います。

回答

グランイルミも4シーズン目になります。各地にイルミネーションのスポットがある中で日本一になるためには、皆さまや各企業の協力も必要になってくるものと考えております。

4 伊東で作られる果実について

ご意見

伊東で作られる果実にキウイフルーツがありますが、名前に「いとう」とつけてアピールしてはどうでしょうか。

回答

特産物のブランド力を高め、伊東でなければ食べられない、買えない状況等も滞在型リフレッシュリゾートに活用していきたいと考えます。

地域の身近な課題・伊東市の未来 について

1 按針祭の翌日の花火カスについて(魅力・活力)

ご意見

按針祭の翌日、オレンジビーチには花火カスがたくさんあり、新井堤防には土のうが置きっぱなしです。観光地として何とかならないでしょうか。市役所職員がボランティアで清掃すればいいと思います。

回答

花火大会終了後の道路等の清掃は、市役所職員が中心となり行っております。ご指摘の箇所についても速やかに片付けるよう指示いたします。新井堤防の土のうについては、本来、一般の方が立入禁止の場所を、花火大会のため借用している状況で、観光客も入ることが出来ない場所と認識しております。また、今年度は、翌日に業者が土のうを引き上げに行きましたが、立入禁止区域において、釣りをしている方が多数いたため、車両を入れることが出来ず、回収できなかったと聞いております。今後は、釣り人のモラルを求める中で、対応について検討してまいります。

花火大会で打ち上げられた花火の写真

2 市道南口線のイチョウ並木の清掃について(安全・安心)

ご意見

市道南口線のイチョウ並木の清掃を近隣住民が行っているようですが、清掃に必要な袋を渡しているのでしょうか。市で清掃してはどうでしょうか。

回答

市道南口線のイチョウ並木については、樹木の枝払い等は市で行い、落ち葉などの清掃はアダプトシステム(里親制度)にご登録いただいている近隣の方々により行っていただいております。清掃に必要なゴミ袋・移植ごて等も申請いただき配布しております。南口線に限らず多数の市道で同様に近隣住民の皆様のお力を借りながら美化活動に努めております。

市道南口線のイチョウ並木の写真

3 八幡野小学校の体育館、プールのトイレの改修を(教育・学習)

ご意見

八幡野小学校の体育館、プールのトイレを洋式トイレへ改修してください。地域行事、災害避難時などに使用する年配者がトイレで起き上がれなくなる事案が発生しています。

回答

本市では、これまで小中学校の校舎トイレの洋式化・ドライ化改修工事を計画的に進めており、トイレの改修が完了していない学校は残り3校となっております。残り3校の校舎トイレの改修工事終了後、初期に改修工事を行った学校の更なる洋式化と、体育館トイレ等の改修を計画的に行ってまいりたいと考えております。

4 八幡野小学校の屋根について(教育・学習)

ご意見

八幡野小学校校舎屋根は以前からスレートの脱落が多数あり危険です。先日の台風24号でも破損箇所が拡大しており漏水や躯体の劣化につながりますので修繕をお願いします。

回答

台風による破損箇所については現在、業者と調整を行っており、早急に対応いたします(11月12日に修繕済)。全体の改修については、大規模な工事を行う必要があることから、今後、検討してまいります。

5 八幡野小学校のグラウンドについて(教育・学習)

ご意見

グラウンド表層土が減っており、トラックマーカーが50ミリメートルも出っ張っていたり、石が出ており危険なため、土の補充をお願いします。

回答

グラウンドの土の補充については、八幡野小では平成26年度に土の補充を行いましたが、雨や風により土が減ってしまっております。他の学校からも同様の要望を受けておりますので、計画的に対応していきたいと考えております。

6 八幡野小学校の駐車スペースについて(教育・学習)

ご意見

現況は教職員の車両台数だけで駐車スペースを上回っており、来客や保護者の訪問時にはグラウンドを使っている状況です。駐車スペースの拡大をお願いします。

回答

学校からも駐車場の拡充要望があることから、どのような形で対応が可能か、学校とも協議してまいります。

7 やんもの子マラソンコースについて(安全・安心)

ご意見

やんもの子マラソンコースは凸凹の山道で危険です。東町から小学校へ車両が通行できる道路に整備すれば災害時の避難路にもなります。また学校への車両の入口とすれば、現在の学校入口と併用し、出入口を分けて使えるので、児童引渡しなどで発生する小学校入口の混雑も緩和できると思います。

回答

やんもの子マラソンコースの整備につきましては、後日PTA会長と現地立会を行い、災害時の避難路としての道路整備は、用地取得・工事費等を考えると現実的でない旨ご説明申し上げ、現道の幅員の中で整備していくことといたしました。

8 高校の統廃合について(教育・学習)

ご意見

市内高校統合について県の計画では「今年度中に統合高校の用地が決定する。それ以外は何も決まっていない。」と市PTA連絡協議会で説明を受けましたが、伊東市の意見要望は聞いてもらえるのでしょうか。そもそも計画するのであれば、目指す統合高校の「理念」が先にあって、そこに向かってソフトハードの両面から高校を計画した結果、用地が決まるものではないかと思います。そこには伊東市既存の運動施設の共用も想定するべきだと思います。今のままでは魅力ある高校はできず、単に3校が1校に合理化されるだけとなり、市外の高校へ進学する子がますます増えるでしょう。伊東市にとっては大きな損失です。県事業ですが伊東市としての意見を聞かせていただきたい。

回答

県教育委員会が主導で計画しているところですが、伊東市としても県教育委員会に対し、魅力ある学校づくり、伊東市の子どもたちの可能性を十分に伸ばし、いきいきと学校生活が送れるような学校づくりをしていただけるよう、施設、設備、学科、部活動等について地域の声や小中学校の意見を吸い上げ、強く要望してまいります。

9 八幡野の史跡について(教育・学習)

ご意見

八幡野の史跡の保存についての提案です。伊能忠敬測量日記によると曽我物語の舞台として詳細に八幡野のことが記されていました。八幡神社の横に古城跡の記載があり、一度調査していただきたいと思います。

回答

現地を案内していただき一緒に調査させていただきたいと思います。

10 学童について(教育・学習)

ご意見

市内の小学校の中で八幡野小学校だけ学校内に学童がありませんので、環境の改善をお願いします。

回答

八幡野小学校には、余裕教室がないこと、敷地が狭く、専用の建物を建設するスペースもないことから放課後児童クラブの部屋を校内に確保することが難しくなっております。利用者の意見を伺いながら引き続き、どのような方法がとれるか検討してまいります。

11 学童について(教育・学習)

ご意見

地域の活性化のため、学校の空き教室やコミセンの空いている会議室を老人会や子ども会に使わせてもらえれば、学童保育を設ける必要はないのではと思います。

回答

貴重なご意見として参考にさせていただきます。

八幡野メガソーラーについて(安全・安心 12件)

1 市長も現地視察を! 

ご意見

八幡野のメガソーラー建設に対する行政の姿勢に緊張感、危機感が感じられません。市長も現地を見てください。既に機材搬入の道が作られている状況です。市長の役割は7万人の伊東市民の命と財産を守ることです。基準をクリアしていても各地で悲惨な災害が起こっています。ためらうことなく宅地造成等規制法の許可を取り消してください。

回答

都市計画課職員が現場へ出向き確認しており、写真等含めて報告を受けております。行政の手続きとしては宅地造成等規制法の許可取り消しをすることはできませんが、「伊東市美しい景観等と太陽光発電設備設置事業との調和に関する条例」に基づき、事業者に対し指導等の対応を行っております。

ヘルメットを被り作業服を着た市長らの写真

2 工事の確認について

ご意見

大型の重機が入り道路ができ始めた際にトラブルがあり都市計画課職員が現地に来ましたが、現場には立ち入らず中を見ようとしませんでした。市は、事業者がどのような工事を行っているか確認するべきだと思います。

回答

トラブルがあったことは報告を受けております。現場に立ち入らなかった件については、市としても事情がありますのでご理解いただきたいと思います。

3 県への要請について

ご意見

10月22日に県森林保全課が来ましたが、現場に来るよう要請したのは市ですか。私たちも県議を通じて要請をしており、22日昼頃に要請し4時30分に来ています。

回答

詳細の報告はできませんが、以前から現場の確認の約束をしており、それが22日になりました。

4 条例に基づく勧告や公表について

ご意見

条例に基づき指導しているとのことですが、勧告や公表はまだなのでしょうか。書面を持って経済産業省へ報告に行っているのでしょうか。

回答

市としては条例を作った以上、事業者が従わずに工事を進めるのであれば厳正に対処してまいります。条例に基づく指導等についても段階を経ることが必要です。公表は条例上最終段階であり、公表以前に指導状況を皆様へ知らせることは、訴訟で市が不利になる可能性がありますので、お話しできないことをご理解ください。

5 法律事務所を雇っているのでしょうか

ご意見

メガソーラーの件に関して法律事務所を雇っているのでしょうか。また、そちらはどの程度の経験があり、各地で起こっている同様の問題をどの程度取り入れているのでしょうか。

回答

市の顧問弁護士に依頼しており、ある程度まとまった相談の時間をとっていただいております。庁内でも関係各課の連絡会議を持ち、情報共有を図り対応するとともに、県のエネルギー政策課等を通じ他の事例の情報を集めております。

6 経済産業省への届け出について

ご意見

先ほどの回答で、「行政指導はしているが、書面による勧告は出していない、勧告に従わなかった場合は公表となりますが、氏名公表となる前に事業者を呼んで意見を聞くことも行っておらず、書面による氏名公表も行っておらず、書面での経済産業省への届け出もしていない」と理解しましたがよろしいでしょうか。

回答

経済産業省へは文書で報告をしております。

7 経済産業省への届け出について

ご意見

メガソーラー事業者の土地の一部が農地法違反で使用されています。法令違反であり経産省の事業認定取り消しとなると思いますので、書面で行政として通報していただきたい。

回答

農地法違反については県の東部農林事務所と市産業課職員が現地を確認いたしました。県から法令順守及び、区域を明確にすることを指導しました。FIT法の通告については県へ確認いたします。

8 行政指導について

ご意見

行政指導は責任者が呼び出されるものと考えておりますが、伊東市は事業の責任者を呼び出して指導して文書を渡しているのでしょうか。

回答

指導を行う中で事業の責任者は呼んでおらず、文書で行っております。

9 口頭指導について

ご意見

8月10日に工事が行われたとき、現場で市職員が「この工事は条例に違反する工事である、直ちにその工事を中止しなさい」と明確に言ってくれていました。その後、工事が拡大しているにも関わらず、そのようなことを言わなくなったのはなぜですか。

回答

現在の具体的指導の状況をお知らせすることは難しい状況になっておりますのでご理解ください。

10 市の対応について

ご意見

市の対応がかったるくて仕方ない。市の職員は私たちに呼ばれて現場に来ます。市長は「条例違反である」と言っているのに、職員は市長の言っているように動きません。判断できない職員を現場に寄こさないでください。これだけ事態が切迫した状況ならば、現場にテントを張り見張ることくらい市役所の仕事でしょう。市民の声、気持ちを受け止めて現場に張り付いてください。

回答

この事業については、条例案の検討時点では条例の適用が難しいとものと考えておりましたが、住民の皆様からの重要な情報提供により宅地造成に関する変更許可申請を求め、結果的に間に合わず条例の適用となりました。限られた人員の中、責任ある立場の職員が現地で日々監視監督することはできず、大変申し訳なく思います。県や国と連携し、皆様の思いをしっかり伝え、事業者へ厳正に対処してまいります。

11 市長自ら現場へ出向いていただきたい

ご意見

指導の内容を明言できないのは理解しましたが、市長自らが現場へ出向いていただきたい。

回答

調整して現場に入ります。(11月7日現地視察済)

12 条例について

ご意見

条例で止めていただくことを信じています。市長がこの条例で止めると宣言してくれるなら、市を全面的にバックアップします。もしそれができないのなら市長の座を降りるくらいの覚悟を持っていただきたい。市長がここにきて、八幡野の人の声を聴いてください。

回答

条例でできうる限りのことを進めてまいります。しかるべき時が来ましたら、しっかりと皆様に伝えてまいります。

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