【環境・衛生】再生可能エネルギー(地熱発電計画)について

再生可能エネルギー（地熱発電計画）について

 伊東の温泉を活用した地熱発電計画に取り組んではどうでしょうか。地熱発電は天候に左右されず、昼夜を問わない安定した発電が見込まれると考えます。また、発電に使った高温の蒸気熱水は、農業ハウス、魚の養殖、地域の暖房などに再利用することもできると考えます。

回答

担当：環境課 環境政策係 電話番号：0557-32-1374

 本市における再生可能エネルギーの温泉熱等の地熱利用につきましては、太陽光及び風力のような再生可能エネルギーと異なり、天候、季節、昼夜に限らず、発電できるというメリットがある一方で、「調査や開発に多額な経費を要する」「初期費用が高額である」というデメリットも多いことから、導入について慎重に検討してきた経緯がございます。
 また、平成22年度に、静岡県が開催した「静岡県企業局温泉発電事業導入可能性調査検討委員会」において、本市の温泉の平均温度は60℃以下と低いため、温泉を利用した地熱発電は導入の実効性が低いと判断され、以後の「温泉発電事業導入可能性調査」の候補地としても選定されておりません。
 他にも、県が公表している「伊豆半島地域のエネルギー事情」において、本市の温泉を利用した地熱発電エネルギーの推定利用可能量が最適でないとの見解から、現段階では、導入を推進していくことは難しい状況です。
 よって、今後、技術革新により本市の温泉熱でも利用が見込まれる状況になりましたら、再検討してまいりたいと考えております。