交通安全都市宣言(昭和37年4月26日決議)

更新日:2020年09月01日

交通安全都市宣言(昭和37年4月26日決議)

最近における路面の交通輻輳は、自動車の運行需要と道路の容量との不均衡によるものであって、国政もこの調整をはかるべく道路の整備を急ぐとともに、交通の秩序維持のため新道路交通法の制定をみたものである。この不均衡が頻発する交通事故の要因ともなっている。しかしながら、交通事故の大半は人的によるものであって、法規の遵守とともに交通道徳の涵養と交通環境の整備充実により、そのほとんどは阻止出来得るものである。

伊東市の主要道路は海岸線に沿い、近接して山がそびえ、長く南北に延びて2級国道下田小田原線が走りこの幹線に直結して西に県道伊東修善寺線が貫通している。伊豆急行の開通と相俟って、急速に発展しつつある伊豆半島の中心都市の一つである伊東市は、まさに交通の難所たるの感を呈している。

2級国道下田小田原線、県道伊東修善寺線ともに激増する諸車の通行のため、その容量はすでに飽和点に達せんとしている。このときにあたり市は狭小な市道を計画的に改良し、その安全をはかり、又バイパス道路としての機能をも発揮せしめるなど特に交通の緩和に意を用い、その他交通環境の整備と相俟って積極的な事故防止にのりだすべきである。

又、市民も交通安全をひとり取締機関にのみゆだねることなく進んで協力し、交通道徳の向上につとめ悲惨な交通事故の絶無を期してここに全市民運動を強力に推進せんとするものである。ここに伊東市を「交通安全都市」とすることを宣言する。

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