野良ねこの餌やりについて!!

更新日:2023年05月23日

飼い主のいないねこの餌やりのマナーについて、市役所環境課及び熱海保健所に苦情が寄せられています。

 無責任な餌やりは、ねこの繁殖を活発にさせます。それによって周辺の住民へふん尿などの被害がもたらされ近所とのトラブルになることがあります。
 ねこの好きな方ばかりではありません。餌をあげる場合には次のことを心がけ、適切な餌やりを行いましょう。

  • 去勢・不妊手術をしましょう。
    餌場に多数のねこが集まることで子ねこが産まれる可能性が高まります。飼い主のいないねこを増やさないために去勢・不妊手術をしましょう。去勢・不妊手術は繁殖抑制以外にも病気の予防やねこのストレス軽減、オスによる猫スプレーの匂い軽減など様々な効果があります。
  • 餌場は近隣の方に迷惑のかからない自宅で行いましょう。
    他人の敷地はもちろん、道路や公共の場所を餌場にすると近隣の多くの方の迷惑になりかねません。
  • 餌やりを行うのであれば、飼い主である自覚を持ち、環境に配慮しながら適切に管理しましょう。
  • 片付けをしましょう。
    餌を置いたままにすると虫の発生や異臭などの原因となります。決まった時間に容器で餌をやり、食べたらすぐに片付け清掃をし、餌場を清潔に保つよう心がけましょう。
  • ふん・尿対策をしましょう。
    市や保健所へ寄せられる苦情・相談で一番多いのが近隣の方のふん尿被害です。餌やりを行うことで多くのねこが集まり、近隣の方の敷地をふん尿で汚す可能性があります。餌場にはトイレを作る、周辺のふん尿は片付けるなど必ず対策をしましょう。

 飼い主のいないねこにむやみに餌を与えることは、不幸な命を新たに生み出すことに繋がり、長期的にみれば、ねこにとっても決して幸せなことではありません。無責任な餌やりは絶対にしないでください。

 県では条例により「飼い主は、動物の習性を理解するとともに、飼い主としての責任を十分に自覚して、動物の適正な飼養等に努めなければならない」と定めています。

また、「集合住宅におけるペット飼育ガイドライン」、「静岡県動物愛護推進計画」の中でも動物の管理について定められています。下記のリンクをご覧ください。

飼い主のいないねこから迷惑を受けている方へ

 野良ねこを捕獲して欲しい、餌やりを禁止して欲しいという要望を多数頂いておりますが、ねこは愛護動物に指定されており、「動物の愛護及び管理に関する法律」によりみだりに捕獲することや餌やりを止めることは禁止されています。庭や敷地が荒らされるなどの被害を受けられているようでしたら下記の方法をお試しください。

 また、無責任な餌やりで、地域の生活環境が悪化するなどの問題解決には、餌やりを行っている方に迷惑を受けていることをはっきりと伝え、理解してもらうことが必要です。直接申し出ることが困難であるならば、地域の問題として捉え、住民同士の話し合いによって解決することが重要です。状況によっては県の「飼い主のいないねこの管理マニュアル」に基づき、餌やりをしている人に対して指導等を行いますので、市役所環境課及び熱海保健所までお知らせください。

「さくらねこ無料不妊手術事業」に参加しています

公益社団法人どうぶつ基金が不妊手術・ワクチン・ノミ駆除薬の費用を全額負担する「さくらねこ無料不妊手術事業」に参加し、地域猫活動を行うボランティア団体等と連携してTNR事業を行います。

「さくらねこ無料不妊手術事業」とは、飼い主のいない猫に対し「さくらねこTNR(Trap/捕獲し、Neuter/不妊去勢手術を行い、Return/元の場所に戻す、その印として耳先をさくらの花びらのようにV字カットする)」を実施することで、繁殖を防止し、「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ、飼い主のいない猫に関わる苦情や、殺処分の減少に寄与する活動です。

この記事に関するお問い合わせ先

環境課 環境政策係

〒414-8555
静岡県伊東市大原2-1-1
電話番号:0557-32-1374
環境課へメールを送信する

環境課のメールアドレス kankyou@city.ito.shizuoka.jp