認知症を正しく理解するための番組

更新日:2022年04月08日

認知症は特別な人に起こる特別な出来事ではなく、歳をとれば誰にでも起こりうる身近なものです。認知症についての正しい理解と地域資源を知ることで、認知症なっても安心して暮らし続けられる地域づくりについて考える機会となればと思い、認知症に関する番組を製作し、CVAで放送しました。

特別番組「認知症を知ろう!」

認知症ってなぁに?

認知症地域支援推進員が中心となり、認知症についてより分かりやすく学ぶための紙芝居を作成しました。紙芝居の絵は、地元の高校「伊東高等学校城ヶ崎分校」の美術部の生徒さんたちにお願いしました。

備えよう、認知症

認知症の発症については解明されていない部分が多くありますが、生活習慣病と認知症は深い関わりがあることが分かっています。

伊東市は、脳血管疾患の死亡率が県平均より高い状況です。認知症の病型分類には、脳血管性認知症もありますので、脳血管疾患を含む生活習慣病を予防することが重要です。

 

認知症の早期発見、診断から地域へ

認知症疾患医療センター 保健師

熱海伊東圏域認知症疾患医療センターの保健師の曽根さんから、認知症疾患医療センターの役割や「なぜ早期発見が必要なのか」等についてわかりやすく説明していただきました。

誰もが安心して暮らせる地域づくり

伊東市では令和元年度より、「伊東市高齢者あんしん見守りネットワーク事業」を開始しました。地域包括支援センター及び認知症地域支援推進員が中心となって、周知動画の作成を行いました。

本事業の他にも、市民の方々が歳を重ねても安心して暮らし続けられる地域づくりに向けた取組みを行っています。番組内では、その取組みの一部を紹介しています。

地域で暮らす認知症当事者の思い

認知症当事者であり、静岡県希望大使の三浦繁雄(みうらしげお)さんが出演!

三浦さんは、平成27年に軽度認知障害と診断されましたが、今もなお自分らしい生活を送っています。

収録では「認知症の一番のバリアー(障壁)は、自分が告知されたことを公開できる、カミングアウトできる環境にないこと。偏見なく地域の中で伝えられ、普通に接してもらえるような世の中にしたい」と、率直な思いを語っています。

この記事に関するお問い合わせ先

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