木造宝冠阿弥陀如来坐像(県指定彫刻)

更新日:2019年07月01日

もくぞうほうかんあみだにょらいざぞう

宝冠阿弥陀如来坐像の写真

 県内の宝冠阿弥陀如来像としては、伊豆山走湯山下常行堂本尊で、建仁元年(1201)快慶作の宝冠阿弥陀如来像(現広島・耕山寺蔵)に次いで制作年代が古いものです。

 像容は、頬に張りがあり、口元をしっかりと結び、目は明確に刻まれて力強くなっています。また、両手は馬口印を結んでいるのが特徴となっています。

 これらの特徴と、高い宝髻(ほうけい)、棚状の像底などから鎌倉時代前期の慶派仏師の作と考えられます。

木造宝冠阿弥陀如来坐像は、通常一般公開していません。

木造宝冠阿弥陀如来坐像の概要
指定年月日 2009年3月23日
制作年代 鎌倉時代前期
像高 59.5センチメートル
構造 木造(割矧造)
所蔵 花岳院
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