阿原田八幡神社の鰐口(市指定工芸品)
ページID : 5392
あわらだはちまんじんじゃのわにぐち


(写真左)(表)三湯大権現鰐口 文明十七年乙巳正月十一日
(写真右)(裏)武州水ハト郷ナミ木ノ村 願主正金敬白
この鰐口は、宇佐美の阿原田にある八幡神社に永く保存されていたものです。
銘文から、文明17年(1485)の製作と思われ、市の中では杉崎神社の鰐口(長禄4年=1460)に次ぐ古いものとなっています。
銘文にある「武州水ハト郷ナミ木ノ村」とは、現在のさいたま市大宮地区にあたるものとみられ、江戸時代には並木村と呼ばれていた地区です。
中世の宇佐美氏と関わりが深いとされる阿原田地区の八幡神社に、市外の鰐口が伝わった理由や、「三湯」という権現名、「正金」という人物の名など、いろいろと考えさせられるものがあるが、数少ない中世の遺品として貴重である。
指定年月日 | 2002年3月28日 |
---|---|
指定番号 | 市24号 |
製作時期 | 文明17年(1485年) |
- この記事に関するお問い合わせ先
-
生涯学習課
〒414-8555
静岡県伊東市大原2-1-1
電話番号:0557-32-1961~1964
生涯学習課へメールを送信する
更新日:2019年07月01日