城ケ崎海岸燕島(つばくろじま)のアマツバメ集団生息地(市指定天然記念物)
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じょうがさきかいがんつばくろじまのあまつばめしゅうだんせいそくち

城ケ崎海岸の門脇崎からすぐそばに「燕島」(つばくろじま)と呼ばれている離れ島があります。
ここは、毎年3月下旬から4月上旬に、夏鳥として東南アジア方面から渡来するアマツバメの繁殖地となっています。5月〜7月に産卵をし、子育て等を行い、9月ごろこの島を離れ、東南アジア方面に渡り冬を過ごします。
燕島は、ごく間近でその群飛が見られることから、耳元をかすめて飛ぶその羽音は凄まじく、鳥類学者にもその存在がよく知られ、多くの鳥類図鑑にも写真と共に紹介されています。また、陸地と離れていることから、ツバメの天敵となる四足動物類の侵入が無いことも絶好の環境となっているようです。
文化12年(1815)に伊能忠敬の測量隊が記した「伊能忠敬測量日記27」(原題『乙亥丙子 量地日記 天』)の中12月3日の条に、「字門脇鼻。右一町余沖燕島根周一町計。」と燕島の名前が見えることから、古くからツバメの飛来が確認された場所として呼ばれていたと考えられます。
燕島を対岸から見学される方は、十分注意してください。
指定年月日 | 2015年6月30日 |
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指定番号 | 市33号 |
周辺案内図
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更新日:2019年07月01日