川奈ホテル本館 田舎家
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かわなほてるほんかん いなかや

川奈ホテルは、昭和3年(1928)に開業したゴルフコースに隣接する本格的なリゾートホテルとして、昭和11年(1936)に建設されました。
海辺に佇む南スペインの建築を彷彿させる建物で、本館を中央に据え、南北にはやや軸線をずらすことにより、東側に突出しているサンパーラーからだけでなく、客室棟とダイニングなどのいずれの場所からも、眼下に広がるゴルフコース越しに太平洋の眺望が楽しめるように設計されています。

雄大眺望を活かすため、海側のテラスは高大な空間にタイル貼の列柱を並べて、隣に張り出すサンパーラーは先端を半円形平面のガラス張りとしています。
吹抜けのロビーやメインダイニングでは、様々な洋風意匠を駆使し、随所に高級素材や装飾タイルなどを使い、気品のある優れた造形でまとめています。

田舎家は、現在食事をする施設として利用されていますが、御殿場から移築されたものと伝えらる江戸時代中期頃の民家建築で、一間ごとに立つ柱など古い特徴が見られます。
(写真:田畑みなお氏撮影)
登録年月日 | 2016年2月25日 |
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更新日:2019年07月01日