新型コロナ感染後のコロナワクチン接種について(令和4年3月28日更新)
新型コロナ感染後、数か月以内の再感染はまれと言われいますが、感染によって上がった免疫力も、徐々に低下してくるため、感染後も既定の回数等の接種を受けておくことが推奨されています。
また、自然に感染するよりもワクチン接種の方が、新型コロナウイルスに対する血中の抗体価が高くなることや、多様な変異に対する抗体の産生も報告されています。
2回目の接種前に感染した場合
感染後数か月以内の再感染はまれであることから、必要に応じてワクチンの接種を一時的に遅らせる選択肢もあります。
主治医や治療の担当医師等に相談の上、接種時期を検討してください。
1回目の接種から一定期間(ファイザーは3週間、モデルナは4週間)以上経過し、感染後の体調が臨床的に回復していれば接種はできます。
3回目の接種前に感染した場合
3回目の接種前に新型コロナに感染した人は、体調の回復後や隔離解除時点から3か月後の接種が望ましいとされています。
これは、感染2か月後のオミクロン株に対する中和抗体価は、3回目接種10日後の中和抗体価と同程度であったとの報告があり、感染から2か月以内に接種することのメリットが少ない可能性が高いためです。(米ワシントン大学で実施されているコホート研究より)
ただし、感染から回復後、期間を空けずに追加接種することも認められていますので、本人の体調を考慮し、主治医等に相談の上、接種時期を決めることができます。
(注意)予防接種法により3回目接種は2回目接種から6か月以上経過している必要があります。
厚生労働省Q&A
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更新日:2022年03月28日